2008年10月23日

とっても不幸な幸運(畠中恵)

ちょっとひねくれているけれど、料理自慢で世界好き店長のいる酒場。

クセモノ常連客が集うこの店に、いわくつきの「とっても不幸な幸運」という名の缶が持ち込まれた。
缶の中から現れたのは、不思議な幻影やベートーベンの曲や、昔の知り合いの姿…。

いったいどんな意味が?そして缶を開けた人間にもたらされたのは「災い」?それとも「幸せ」?

じんわり温かく、そしてほんのり切ないファンタジーミステリー。

しゃばけシリーズの畠中恵さんの作品なのだが、正直1話の前半を読んだ感想は「主人公は、ちょいと頭のおかしい女子高生か?なんか痛いなぁ」でした(笑)

が、読んでみるとそうではなくて。しかも毎回主人公というかメインのキャラクターが変わるので、短編集のように読みやすかった。

「酒場」の常連客やマスターの過去が1人ずつ語られる流れになっていて、なおかつ各話がじんわりとする終わり方をするので、「ああ、よかったなぁ」と本を閉じることが出来ました。

ドラマ化しても面白いんじゃないかと思う。

おすすめ度★4つです。

とっても不幸な幸運

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