2008年07月07日
家日和(奥田英朗)
ネットオークションにはまる専業主婦。会社が倒産し、主夫となる営業マン。夫と妻。ちょっとずれていて、でも愛情がないわけでなく…。
ずっと外にいた夫の王国か。ずっと家にいた妻の城か。ビター&スウィートな「在宅」小説。
空中ブランコで直木賞を獲得した奥田英朗氏の一冊。
「家」がテーマの短編が収録されています。
■サニーデイ
ネットオークションで家の不要品を出品した事からオークションへの出品にはまった主婦。
現実にも幼い娘の古着やら下着やらを出品する信じられない母親がいるわけですが、きっかけはこんな感じなのかなぁ、と恐ろしくなります。
何事もほどほどに。
■ここが青山
この一冊の中で一番面白かったです。夫の会社が倒産、妻が働き夫は専業主婦に。
意外に家事に楽しみを覚え妻も働きがいを見つけて上手くいっている夫婦に対して、周りが「たまには悪い事だってあるさ」「少し休養を取ると思って」など気をつかったり慰める風景。
男は外で働かないといけないという常識がそうさせているんでしょうが、主夫が夢の私としては自分もこうなるのかなぁと楽しく読めたのでした。
その他4編集録。
コピーの「在宅小説」が言い得て妙。
おすすめ度★5つです。
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- at 01:12

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