2008年06月26日
マンガ蟹工船(小林多喜二)
何だか最近「蟹工船」が話題になっているとかいないとか。
恥ずかしながら読んだ事がなかったので、読んでみよう・・・と思っていた矢先、成田空港の売店でマンガ版の蟹工船を発見。
飛行機の待ち時間が暇なので、買ってみました。
資本主義の世の中では人を使う者と人に使われる者がいて、前者は働かないが裕福になれる、後者は働けど裕福にはなれない。使う者は使われる者の上に立ち、対等な立場などあり得ない
そんな当時の社会情勢を、その縮図のような「蟹工船」の様子を通して資本主義の過ちと共産主義(社会主義?)の利点を描いていました。
共産主義がよいとは思いませんが、確かに資本主義にも問題はあると思います。
非正規雇用問題やワーキングプアなど、現実にもその問題は残っており、それ故再び蟹工船が注目されているのかな、と感じました。
おそらくマンガ版は端折っている部分もあるかと思いますので、改めて小説を読んでみます。
図書館で借りた本が手元に何冊か溜まっているので、それが消化し終わった後に。
おすすめ度は★4つです。
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- at 20:51
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